女性ホルモン減少と肌への影響

■若さを保つエストロゲン
女性ホルモンのエストロゲンは、肌の若さをキープするホルモンです。
小児期(0~7歳)のうちは、女性ホルモンの分泌量はごくわずかです。
初潮を迎える思春期ごろから急速に増加します。
20歳でピークを迎えます。
乳房はふっくらして、女性らしい丸みをおびた体へ変化して、妊娠に備えるようになります。
エストロゲンは、このような生理的な役割に関わるだけでなく、肌にも重要な作用をします。
肌の水分量を整えたり、コラーゲンを増やすなどの働きをしています。
しかし、エストロゲンは卵巣機能が衰え始める30代半ばごろから減少していき、50歳前後の閉経を迎えると急激に減ります。
急激に変化することで心身にもトラブルを引き起こします。
これが更年期障害です。
閉経を過ぎると、内蔵や筋肉、骨などにも老化があらわれます。
そして、シミやしわ、たるみなどの肌トラブルを起こしていきます。

■エストロゲンは減らさない
肌の老化を遅らせるには、エストロゲンの分泌を減らさないことです。
しかし、自分の力でホルモンの分泌量を調節することはできません。
外から薬で補う方法として、ホルモン補充療法があります。
これは更年期障害の治療法の1つです。
エストロゲンの急な減少による心身への影響を軽くする目的で行われています。
長期の使用による副作用もあることから、誰でも受けられるというものではありません。
ホルモン補充療法を受けたいときは、婦人科で相談してから行うことが大切です。

■食事から肌の老化を防ぐ
漢方治療にも、婦人科系のトラブルを改善する処方もあります。
エストロゲン様の働きをすると注目されている大豆のイソフラボンや、抗酸化作用のある物質などを積極的にとり、食事から肌の老化を防ぐように努めることも必要です。
無理なダイエットは要注意です。
栄養不足になるようなダイエットをしていると、無月経や無排卵を起こしてしまうこともあります。
月経が止まってしまうと、エストロゲンの分泌は減り、肌の老化も進みます。
閉経期でもないのに、無月経が続くと、肌だけでなく、体の老化も進みます。
若い女性にもいえるので、極端なダイエットは避けましょう。


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