■月経前や更年期の肌トラブル
月経は肌と密接な関係にあります。
月経前は肌がカサついたり、吹き出物ができたり、シミやくまが濃くなったりと肌の状態が不安定になるという人は多いようです。
これらの主な原因は、月経周期に関連して起こるホルモンバランスの崩れです。
女性の体に女性ホルモンはとても重要なものです。
生殖機能の調整・維持はもちろん、骨や脂質の代謝などにも、女性ホルモンは大きく関与しています。
女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの2種類があります。
それぞれ月経周期に応じて分泌量が変化します。
2つのホルモンバランスがうまくとれていると、月経周期も順調で、月経前の肌トラブルも最小限に抑えることができるはずです。
逆にホルモンバランスが乱れると、体の不調やイライラなどの精神的トラブル、肌あれも起こします。
■更年期に、確実に肌もダメージを受ける
閉経前後の更年期にも、肌あれを起こしやすくなります。
女性は35歳ごろから徐々に卵巣機能が低下しはじめ、50歳前後の閉経を迎えるころになると、エストロゲンがガクンと減って、その影響が心身にあらわれてきます。
影響は多岐にわたり、発汗やほてり、頭痛やめまい、動機などの身体的症状とイライラ、やる気がないなどの精神的症状もみられます。
症状には個人差が大きく、日常生活に支障をきたしてしまうほどの苦痛を味わう人もいます。
この時期は、エストロゲンの激減によって、肌も大きなダメージを受けます。
月経前後や更年期のころは、とくに栄養バランスに注意をして、良質のたんぱく質、鉄分、カルシウムを意識してとるようにすることが大切です。
また、十分な睡眠と運動も大切です。
つらい症状が続くときは、無理せず婦人科を受診することをおすすめします。
漢方薬で症状が改善され肌トラブルが治ったという人もいます。
最近では女性ホルモンを補う治療法など、肌の老化を遅らせることも行われています。
■出産すると肌がきれいになる?
妊娠・出産で、肌はむしろトラブルを起こしやすくなります。
妊娠中は、免疫力が低下して、かゆみや炎症などあらわれやすくなります。
妊娠によって体質が変わる人もいるようで、妊娠後、シミやニキビができやすくなったなどということはよく聞きます。
出産後も、環境の変化で疲れやホルモンの急激な変化などで、肌あれなどが起きやすくなります。
また、産後しばらくは、育児に必死で、自分の肌のお手入れまで手が回らないというのが実状でしょう。
しかし、出産という女性としての一大イベントをなしとげたという充実感や、母親としての強さとやさしさなどが、内面からあふれ出てくる輝きによって、肌がきれいと映るのかもしれません。
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